人間の森、釧路公演。札幌からセスナに乗って、昼頃に着いた。空港の荷物を受け取るところに海鮮の広告がデカデカと出てて空港を出る時に「なんか海鮮でも食べない?」とタップに聞いたら「私も思ってた」と。要するに俺たちは広告に踊らされていて、踊らされて踊る踊りも嫌いではない。踊らされてることに気づかない踊りは怖いけど。勝手丼という自分で好きに盛り付けのできる丼が名物らしく、ホテルの近くの市場に行くと、直太朗や一部のメンバーもいてみんなで食べる。市場の目の前がベガスベガスというパチンコ屋で、こんな遠いとこまで来たんだし現地に少し現金でも落としていくかと、大きな気持ちで入ったら「北斗の拳」の新台が入っていて一区画だけけっこう賑わっていて、しばらく待って空いた台に座り一万円使い切るくらいのところで確変の大当たり。結局その後、リハの直前まで出続けて4万円くらい勝った。絶対、大丈夫ツアーの時の飛騨高山でもけっこう勝ったけど、旅打ちって相性いいのかも。リハが始まる前に、みんなにこのツアーってこれからどうなるのか? その先に見えているものは? みたいなことを聞いたけど、パシッとした答えは返ってこなくて「とにかく考えよう。とにかく話そう」と伝えた。それぞれの立場があってそれぞれの思惑でツアーは続いていて、その総体は掴めるようなものじゃないことはわかってるけど、俺は、まだこのツアーに可能性を感じていて、何かがあると思っている。あと、このまま終わってしまったら「お疲れ様、良かったね」ってなるけど、その先が見えない。実際、俺が変なことを言い出したこともあって、リハとかテンション低くてどうなるかと思ったけど、本番は緊張感があって大きな壁に手がかかった感じだった。釧路のお客さんの空気も良くて相乗的にライブが作られていった。終演後、久々にメンバーたちと飲む。本当にくだらなくて実りのない、いいお酒だった。結局、西海河野(ビール部(って俺は呼んでる))を中心とした数名と飲み直し、四時くらいまで飲んでた。頭痛い。