帰りの新幹線で、佐内さんと連詩を書く。俺が「朝起きて、窓が開いてたせいで明るくてどこにいるのか全く分からなかった。しばらくシーツのしわを見ていた。そこに詩があるのか」とか話していたことから、佐内さんが「それは詩だね」って言って書き出した。名古屋あたりからあっという間に着いた。何日かぶりに会う何の表情が、今まで見たことのないような含みがあって、感情が分化されてることが感得できた。代官山のテラスのあるレストランのベンチに寝そべって何とも連詩をやる。切れた電球の中に夜があってそこにいる魚が木の実を食べにくるってくだりが良かった。