今日は札幌で詩の朗読会。「とりとめなく降るひかりのなかで、ふたりの声と」というタイトルで、さとうさかなさんの原画展をしている「つるカフェ」にて。去年、大阪でナナロク社のイベントで一緒になった詩人の三角みづ紀さんと。札幌に住んでるって聞いてて、大阪のイベントの時に札幌行ったら連絡する的なことを言っていて、人間の森で行くし、朗読会やりたいなと思って、一ヶ月くらい前に連絡してブッキングをしてもらった。そしたら三角さんの方でも「朗読会のお誘いをしようかと思ってた。。。」みたいで、これは立派な引き寄せ。朝起きてランニングをして、ススキノから狸小路を通って札幌駅まで行った。その後、角のミスドで「札幌オブザデッド」という詩を書いて、夕方タップと会場へ。昨日までのバンコク旅行のお土産話など、創作について話しながら読みたい時に自作詩を読むスタイルで、あっという間に会は終わった。ほとんどが北海道のお客さんで、詩集販売の時にけっこう喋った。そういえば十年くらい前に札幌で「真夜中の嘔吐会」っていうオールナイト詩の朗読会をやって、そこにも行きましたって人もいたな。あれは自分史上もっとも過酷なイベントの一つでもあった。三角さんって俺とは性格がだいぶ違うけど音楽的であるってところとかかな、なんか親近感がある。詩っていうメディアに対してちゃんと疑いがあるところも好きだ。またやろうって話になった。旦那さんの大賀くんも素敵な人で、札幌に友達増えた。「初めて朗読会に来ました」って人がけっこういて、「詩ってなんなんですか」みたいなことも聞かれて、思いつくことを喋ったけど、厳密にいうと俺も十代の頃からずっとそのことを考えていて、それを知りたくて今日も、詩を読んでみたってことでもある。